Ludwig /LM400では音に深みがなくて物足りない…。そんな人にはこのLUDWIG/LM402がおすすめだ。
この記事ではLudwig/LM402の特徴やLM400との違いについて解説していく。
Contents
LM402とLM400の違い
結論から言えば、基本的な製造方法や材質については何ら変わりない。
シェルの材質もアルミに加えクロームメッキ加工(ラディアロイ)が施してある。
しかし、胴の深さが違う。
【Ludwig /LM400】の胴の深さは5インチ。
しかしLudwig/LM402の場合は深胴の部類に入る6.5インチある。
あとは値段が少し違う。
通販サイトによって値段にばらつきがあるが、大まかに、深胴のLudwig/LM402のほうが4000円くらい高くなる。
ポップスやジャズなど、まとまった音色が必要な場合は【Ludwig /LM400】のほうが良いだろう。
しかし、ゴリゴリのロックであるならば、深胴による音圧が得られるLudwig/LM402のほうがおすすめだ。
レッド・ツェッペリンのジョンボーナム(ボンゾ)のこのLudwig/LM402を使用していたことはよく知られている。
したがってボンゾみたいなノリを出したいならLudwig/LM402はオススメだ。
LM402のスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 47800円~ |
概要 | アルミ+クロームの合金シェル |
シリーズ | SUPRAPHONIC (スープラフォニック) |
サイズ | 14"x6.5" |
仕上げ | ラディアロイ |
音質 | 深胴ならではの音圧。 深胴スネアの王道。 |
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LM402のバリエーション
- LM402K・・・14×6.5。ハンマードフィニッシュで倍音がカットされ、深みがある。
- LM402T・・・14×6.5。チューブラグでLM402やLM402Kよりもさらに胴鳴りを期待できるモデルだ。
- LM402T・・・14×6.5。チューブラグかつハンマードフィニッシュで、オープンだけど余計な胴鳴りがしないというのが特徴。
LM402だけではなくこれだけのバリエーションがある。
LM402は上記3モデルと比較するとチューブラグでもなければ、ハンマードフィニッシュでもない。シンプルな作りになっているのが特徴だ。
LM402の特徴
抜けの良いサウンド
深胴ならではの音圧があるからこそ実現できる音抜けの良さを実現している。
だからこそガシャガシャしている曲の中でも埋もれない。
音痩せしない
深胴の音の深みがあるから、どんなチューニングでも音痩せしない。
だからハイピッチチューニングにしても音痩せしないから、埋もれることもないし、音のマイクノリも抜群だ。
チューニングはハイピッチになるほど、音圧と音量の調整が難しくなる。
だから本当はハイピッチチューニングにしたいけど、うまくチューニングできないからやむを得ずローピッチにしているという人もいるのではなかろうか。
そんな人でもハイピッチチューニングを可能にしてくれるのがLM402だ。
トリプルフランジフープ
LM402に標準搭載されているフープがトリプルフランジフープだ。プレスフープともいう。
トリプルフランジフープはダイキャストフープに比べ扱いやすくチューニングがしやすいといわれている。
また、音質はオープンで温かいと評判だ。
スネアドラム詳しいぞおじさんがクレームをつけてきそうだが、俺は言う。
俺にはフープの違いは分からん。
トリプルフランジフープが標準装備されているのも特徴だが、ぶっちゃけフープの音色を曲中で聴き分けるのは困難だ。
だから、LM402のフープに関しては扱いやすいトリプルフランジフープであると、おまじない程度に考えていたほうがイイ。
ものすごい耳のいい人ならわかるだろうが、俺はハッキリ言ってわからん。
その理由はチューニング次第でダイキャストフープにもフランジフープにも寄せることができるからだ。
オープンなサウンドの「際」までチューニングするのであれば違いがわかる程度と思っておいたほうがイイ。
以下の動画でも同じ問題が指摘されている。
まあ、LM402の特徴を簡単に言うとこうだ。
深胴による音圧によってチューニングが簡単でロック向きのスネアである。
LM402の口コミ
色々使えるスネア
この方の評価
- (品質)
- (拡張性)
- (音量)
- (コスパ)
- (オススメ度)
購入のきっかけ
歴代の名ドラマーが使用しているという実績から興味を持った。
決め手は次の2点。
- レッドツェッペリンのジョンボーナムのサウンドに憧れがあったこと。
- 多くのドラマーが使用しているため、聞き覚えのあるサウンドであること。
汎用性が高い
ロック・ポップスのあらゆる局面で使用できる汎用性を持っている。
高音域から低音域まで幅広くチューニングできるため、最初の一台としてお勧め。
アルミのクロームメッキシェルという独特の合金を使用しており、スチールシェルのような特徴をもちながら、高音域の痛さがない。
シェルの深さが6・5と深いため、かなりの音量が出る。
比較対象として同メーカーのLM400が挙げられることが多く、LM400はLM402よりもポップス寄りの印象。
自分のアレンジ
純正のヘッドにはラディック製のものが使用されているが、自分はメインでロックを演奏していたため、もう少し音像がはっきりとした固めの音にしたかった。
そのため、【REMO製のCS-114BA】を使用していた。こちらを使用することで純正よりもアタックが強調されて自分の好みの音に近づいた。
また、スナッピーをピュアサウンド製のP1420に変更し、音の粒立ちをはっきりさせた。
チューニングは高めのピッチで設定し、スティックの手元近くでリムショットすることでふくよかな倍音を出すように心がけていた。
サイドスネアとしてしようする場合もあった。
こちらの場面ではシェルの深さが6・5インチあることを活かして、かなりローピッチかつデッドなサウンドにチューニングした。
その際はヘッドを純正に戻し、スナッピーはTAMAの42本を使用した。
Ludwig/LM402のまとめ
レッドツェッペリンのジョンボーナムが使用していることでも有名で、今でも名器と名高いLudwig/LM402。
見た目は地味で古臭いが、実のところその音はロック向きかつ、汎用性の高いものとなっている。
アルミ合金ならではの無駄な鳴りもカットされているのも特徴だ。
Ludwig/LM402よりもポップにしたいなら深さ5インチの【Ludwig /LM400】がおすすめだ。
LM400のさらに上を行きたいのであれば【Ludwig/ブラックビューティー/LB416T/14×5】もいいだろう。値は張るが、チューブラグによりかなりオープンな明るいサウンドが得られる。
ラディック以外の6.5インチスネアなら【Joey Jordisonモデル/Pearl JJ1365N】でもいいだろう。
ただしこれは13×6.5という特殊なスネアだ。じゃじゃ馬で良い意味で扱いにくいスネアである。
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