今月のイチオシ!!
CANOPUS ( カノウプス ) / RED LOCKのレビュー!レッドロックの使い方や効果は?

リムショットを繰り返していると、すぐにテンションボルトが緩んでしまってスネアのチューニングが狂ってしまう。
だから曲と曲の合間に必ずチューニングしなければならない。

河村
これって結構めんどくさい。

でもそんなハードヒッターの悩みを解決するアイテムがCANOPUS ( カノウプス ) / RED LOCK(レッドロック)だ。

結論から言えば、リムショットで生まれてしまうどうしようもない緩みの問題を簡単に解決してくれる超便利アイテムなんだ。

 

レッドロックのスペック

※表がはみ出る場合は横にスクロール可能

価格 390円~
メーカー CANOPUS
用途 テンションボルトの緩み対策
特徴 リムショットの「浮き緩み」にも対応

 

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CANOPUS ( カノウプス )の/ RED LOCK(レッドロック)とは

RED LOCK(レッドロック)とは簡単に言えば、スネアのテンションボルトの緩みを無くすためのナットである。

 ボルトタイトのようにボルトを緩まなくしながら、ノイズを消すということはできない。

まさにテンションボルトの緩みを無くすためだけに開発されたアイテムだ。

一見、サイズがバカでかいように見えるかもしれないが、実はそんなことはなく、ラグの部分より若干大きい程度のサイズ感だ。

いつも曲と曲の合間にスネアのチューニングがずれてしまうという、ハードヒッターのドラマーにピッタリのアイテムだ。

RED LOCK(レッドロック)で緩まなくなる仕組み

河村
では、そもそもなぜスネアを叩いていると緩んでしまうのか?

それは打面を下に押し付けるためである。

下に押し付けることで当然、ヘッド部分は下に押し下がる。
ヘッドはフープに固定されているから同じように下に押し付けられる。

しかしテンションボルトは下に押し付けられることがないため、所定の位置にある。

つまり、テンションボルトとフープの間に一瞬隙間が生じてしまうのだ。

フープが下がった瞬間、ボルトとの隙間が一瞬できることによってテンションボルトは緩んでしまうんだ。

ポイント!

下への衝撃でテンションボルトは緩んでしまう。

 

RED LOCKとボルトタイトとの違い

河村
では同じカノウプスのボルトタイトとはどう違うのだろうか?

レッドロックは下への衝撃によるボルトの浮きを防ぐために、下から支えるアイテム。
つまり、上下の衝撃の対策ができる。

ボルトタイトの場合は、左右の動きを食い止めるアイテムだ。
スネアを叩いているとどうしても衝撃でネジが回転してしまう。そこでワッシャー部分にボルトタイトを加えることで、大きな摩擦が生じ、叩いても左右に回転しにくくなるのだ。

これがレッドロックとボルトタイトの違いだ。

ポイント!

  • レッドロックは上下の動きを固定
  • ボルトタイトは左右の動きを固定

 

CANOPUS / RED LOCKのここがオススメ

リムショットでも緩まない

フープを下に押し付けるようにしてい叩くオープンリムショットは、特にフープが浮くため、その瞬間にテンションが緩みやすい。

しかしレッドロックはテンションボルトをガッチリと下から固定するため、リムショット時の上からの衝撃に強い。

ポイント!

したがってレッドロックを装着しておけば、上下の衝撃に強くなり、リムショットでも緩まないスネアにグレードアップさせることができるのだ。

リムショットを多用するドラマーは多くいるだろう。
そのドラマーを悩ませるのが、曲と曲の合間にチューニングし直さなければならない問題だ。

しかしレッドロックなら、そのリムショットによる緩み問題を解決することができる。

また、スタジオで他のドラマーにスネアを貸した時、ハードヒッターであれば、必ずチューニングが狂って返ってくる。

河村
そんな時は一発殴りたい気持ちもあるが、あらかじめレッドロックを装着しておけばそのようなイラ立ちもなくなるだろう。(経験談)

 

その派手なビジュアル

その派手なロックボルトの色はとても鮮やか。

装着すればいつもの味気ないスネアを簡単に装飾してくれる。

木目がきれいなスネアにはあまりに似合わないかもしれないが、メタルスネアに使用すればその見た目のインパクトはグッと上がる。

河村
人間で言えば、おしゃれなネックレスをしているといったところか。

マイスネアを簡単にかっこよく派手にすることができるのも、このレッドロックの良いところ。

 

ボルトタイトとの組み合わせで最強に

レッドロックは上下の衝撃に強くリムショットをしても浮かないから緩みにくい。

しかし、それをより強固にする方法がある。

河村
それは同じカノウプスから出ているボルトタイトを使用することだ。

上下の衝撃に強いレッドロックと、左右のずれに強いボルトタイトを組み合わせて使用することで、上下左右のずれに強くなるため最強にテンションボルトを固定することができる。

それに加えボルトタイトは皮を加工し柔らか仕様になっているため、そのクッション性からヒット時の嫌な金属音もカットすることができる。

メリットしかないボルトタイト。

より強固なテンションボルトを実現したいなら、レッドロックとボルトタイトを合わせて使用するのが好ましい。

 

CANOPUS / RED LOCKのデメリット

サイズが合わないことがある

レッドロックは若干ラグの部分よりサイズがでかいため、スネアの形状によってハマらない場合がある。

ラグの部分と胴の部分が近くなっている形状のスネアの場合は要注意だ。レッドロックがハマらないかもしれない。

ある程度、ラグと胴の部分が離れていないと使用できないのがデメリットだ。

ポイント!

基本的にはどのメーカーのスネアにも取り付け可能になっている。

 

ヘッドの張り替えに手間がかかる

レッドロックは言ってしまえばナットだ。

テンションボルトにナットが一つ加わるだけで回す手間が少し発生してしまう。

ヘッドの張替え時に、すべてのテンションボルトにレッドロックを装着されていると、その分だけめんどくさくなる。
また、ヘッドを張り替えた後も再びレッドロックを装着しなければならないから結構めんどくさい。

レッドロックは打面を下に強く叩きつけるハードヒッター向けのアイテムだ。
しかしハードヒッターほど頻繁にヘッドを交換する。

河村
まるで皮肉のようなアイテムだが、緩みの対策をするにはしょうがないと割り切って作業するしかないだろう。

 

RED LOCK(レッドロック)の付け方

テンションボルトをフープに挿入

ただ単につけるだけではテンションボルトの固定にはつながらない。
しっかりとレッドロックの使い方を覚えよう。

まずはテンションボルトをフープに通そう。

 

レッドロックはラグ方向に締める

次にレッドロックをつけていくのだが、レッドロックはラグの方に向かって締まるように回していく。
フープの方へ回してはいけない。

ポイント!

テンションボルトを回してチューニングが完了したら、しっかりとラグの方向に向かってレッドロックを締めていこう。

レッドロックが回らなくなればテンションボルトのロックが完了だ。

もう一度手順をまとめるとテンションボルトをフープに通す。
フープに通したテンションボルトにレッドロックを挿入しながらチューニングしていく。

チューニングが完了したらレッドロックをラグの方に向かって締めしっかりと固定する。

これで完成だ。

 

より強力に固定する方法

レッドロックでより強力に固定する方法がある。

その方法は簡単で、最後にひと手間加えるだけでいい。

手順1

まずはひとしきり、チューニングを終えレッドロックもしっかりと締め切る。

この後がポイント。

手順2

レッドロックを手で押さえ回らないように固定しながら、チューニングキーでボルトをほんの少しだけ緩める
その後、レッドロックとテンションボルトを一緒に締めることで最高のロックを実現することができる。

この最後のひと手間をめんどくさがらずに行うことで、リムショットを連発しても、スネアのチューニングが狂いにくくなる。

この使い方をしていないとレッドロックは意味がない。

せっかくレッドロックを購入してもそのお金が全くの無駄になってしまう。

そのためにもしっかりとラグまでレッドロックを締めるようにしよう。
そして最後のひと手間の「ボルトだけを緩めて、つぎに同時に締める工程」を省かないようするのが大切だ。

 

カノウプスのボルトタイトと同時使用で最強に

さて、レッドロックで固定できる仕組みについてお分かりいただけただろうか。

ポイント!

レッドロックと組み合わせてカノウプスのボルトタイトもあわせて使用するとスネアのテンションボルトがさらに緩みにくくなる。

この「レッドロック+ボルトタイト」の組み合わせに関しては、カノウプスの公式サイトからもしっかりとアナウンスされている。

また、ボルトタイトはクッション性の高い皮がスネアから発生する嫌な金属音もカットしてくれるためかないおすすめのアイテムだといえる。

レッドロックはハードヒッターにとって必需品だが、ボルトタイトは全ドラマーに対して必需品と言える。

以下ではボルトタイトに関してのレビューをしているからあわせて参考していただけたらと思う。

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