どれか一つフットペダルを選べ。
そういわれたら間違いなく俺はこのペダルを選ぶだろう。
その名もDW/MDD2。
DWのツインペダルはどれも最高で操作性も抜群、多くのドラマーが口をそろえてペダルならDWという理由がよく分かる。
その中でも最高といえるのがこのペダルだ。
この記事ではなぜ俺がこんなにもオススメしたいのかを紹介していく。
Contents
DW/MDD2のスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 97800円~ |
概要 | ツインペダル |
シリーズ | MFG |
カム | 可変カム |
ドライブ | ダイレクトドライブ |
特徴 | ツインの最高峰 |
類似 | MCD |
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MDD2とMCD2の違い
DWののペダルシリーズの最高峰MFGシリーズは2種類にわけられる。
その違いは簡単でMCD2はカタカナに直すと「マシンヘッドチェーンドライブ」
本記事で紹介しているMDD2は「マシンヘッドダイレクトドライブ」となる。
したがって、この二つの違いはドライブにあるだけ。
どちらを選ぶのかは自分次第なのだが、筆者は根っからのダイレクトドライブ信者だから本記事で紹介する「MDD2」を推したい。
しかし、ダイレクトドライブの踏み心地はあまり好きではないというなら【MCD2「マシンヘッドチェーンドライブ」の感想とレビュー】のほうもチェックして見てくれ。
ちなみに「2」はツインペダルの意味を表している。
「MDD」と何も数字がついていなければ、それはシングルペダルを意味している。
MDD2のここがオススメ
ダイレクトドライブ
MDDの真骨頂はこのダイレクトドライブにあるといってもいい。
まずダイレクトドライブに使用されているアルミの品質が今までのどのペダルとも全く違って、超高品質なアルミが使用されている。
DW(メーカー)によるとこのアルミは航空機仕様のアルミだそう。
アルミニウム合金は,比重が軟鋼の1/3と軽く,比強度が高いため,航空機の外板や構造部などに広く用いられている。
出典:航空実用事典-JAL
大手航空会社のJALは上記の様に述べている。
ダイレクトドライブはビーター部分にアルミで直接つながっているため、その名の通りダイレクトで非常に軽いアクションが魅力である。
しかし、ダイレクトトライブの弱点そしてその衝撃をもろに食らってしまうという問題があるんだ。
チェーンであればしなりによってその衝撃を逃すことが可能。
しかし、アルミはそのまま衝撃を受け止めてしまうから劣化が激しいんだ。
つまり踏みやすいけど壊れやすいというのがダイレクトドライブのデメリット。
それを解消したのが、ダイレクトドライブ部分の航空機グレードのアルミだ。
これによって従来のダイレクトドライブのフットペダルよりも格段に耐久力が増している。
その他のメーカーだが有名なのPEARLのデーモンドライブというのもある。
こっちのほうが価格はかなり安くなるが、やっぱり操作感は劣るかもしれない(個人的意見)
改良されたビーター
今までのDWのビーターは正直使いにくかった。
重量のバランスが独特で、これはDWのペダルを購入した時はいつも別売りのビーターに変えていた。
これはDW9002のツインペダルでもビーターは使いにくいものだった。
しかし、MFGシリーズからはビーターが一新された。
一新されただけではなく、進化している。
その大きな変化は以前のヘッドがバカでかいものではなく、平面でしっかりとヒットできる扱いやすいバランスのものになった。
だが、それだけではない。
このビーターにはバランサーを自由に抜き差しして重量を調節することが可能なんだ。
一番重くしたければ、重りを四つ。
軽くしたければ重りを抜くことで自由に調節できることが特徴だ。
しかし、ヒットする部分はフェルトになっている。
したがって扱いやすさに関しては抜群に優れているが、アタックとなると少し弱くなってしまうかもしれない。
アタックを強調したいのであれば【音量と軽さの両方があるキタノチタンビーター】などに変更してやるとグッと自分の理想に近づくかもしれない。
動画でチェック
こんな人におすすめしたい
DW9002を使っている人
DW9002を使っているということは少なくともペダルにかなりこだわっている証拠。(だと個人的に思っている)
こだわっているからこそ、今スグに最高峰のこのMDD2に変更してみてほしい。
9002もMDD2に採用されている技術、フローティングロータードライブシステムなどが使用されているが、それ以上に改良新技術が盛り込まれている。
詳しくは販売ページを参考にしてみてくれ。
一番の違いはシャフトだ。
DW9002はペダルこそ1級品であるものの、シャフトがイマイチで、どうしても左足の動きがスムーズにいかない。
しかし、DWMDD2はシャフト部分にも改良が加わっているので、今まで以上にスムーズなフットワークを実現できる。
9002の場合はツインペダルって感じだが、MDD2の場合はツーバスって感じでビュンビュン踏める。
とっても軽くて、しなやかに動くんだ。
はじめてペダルを購入する人
マイペダルを購入しようと考えているなら、絶対に最高のものを購入しておいたほうがイイ。
まだ初心者だからってクソ安いペダルを買っても踏みにくくて練習にならない。
筆者はそういう考え方だ。
「自分はまだ初心者だから…。」って遠慮するな。
いいもので練習すればそれだけ操作感を早く体に染み込ませることができるからだ。
踏みにくいペダルを、使ってもまずは踏みにくさに慣れなければならないから、意味のない工程が発生してしまう。
だから買うなら最高のものから始めろ。最高のペダルはMDD2だ。
もしくはチェーンドライブのMCD2だ。
シングルペダルは?と思うかもしれないが、悪いことは言わない、初めからツインペダルにしておけ。
シングルペダルでできることはツインペダルでもできる。
しかし、ツインペダルでできることがシングルペダルではできない。
上達したいなら絶対にツインペダルにするべきだ。
ツインペダルもシャフトを外せば、シングルペダルとしても使えるから、絶対にツインがおすすめ。
MDD2におすすめのジャンルは?
筆者から言わせてもらうと、全部のジャンルだ。
だって早い操作が可能なんだもん。
軽くて細かい操作ができるペダルならジャズからポップまで全部対応できる。
逆に、パワーが売りだが重い操作感では細かなフレージングがキツイときもある。
だから、MDD2なら全ジャンルに対応できる最高のツインペダルといえるんだ。
したがって「どのジャンルにおすすめか?」という質問は愚問なのである。
唯一のデメリット
ここまで、MDD2がいかに最高かを説明して来た。
しかしMDD2にも絶対にその他のフットペダルに勝てない部分がある。
それは購入価格だ。
購入価格がバカ高いのが唯一のデメリットといえるだろう。
しかしコスパという面ではダントツかもしれない。
というのもダイレクトドライブに加え航空機グレードのアルミを使用していることで抜群に耐久性が上がっているからだ。
つまり一度購入してしまえば、この先ずっと共に過ごすことができるパートナーになるだろう。
買い替える時期が来るとすればそれは、DWが新たなバージョンを出す時だけといえるのかもしれない。
中途半端に中途半端に高い金を出して下手なツインペダルを購入するよりかは、いっそのこと10万出して本記事で紹介したダイレクトドライブのMDD2、ないしは【チェーンドライブver.のMCD2】を購入するのが得策だ。
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※サウンドハウスで取り寄せになっている場合、注文はできるが、1か月くらい待たなければならないから、いつ必要かを検討してから購入するべし。
期間に余裕がある場合は、安く購入できるサウンドハウスがおすすめだ。