ウッドシェルのような温かみも欲しいし、金属のようにアタックの強いスネアの音も欲しい。
バンドをやっているとそのジャンルに合わせたスネアの音色が欲しくなってくる。
時には上記で言ったような「ワガママな音色」さえ欲しくなるときがある。
ウッドのような温かみ、そして金属のようなアタック音この両方を現実化させたいならパールから出ているウルトラキャスト「UCA1450/B」と深胴仕様の「UCA1465/B」がおすすめだ。
このシェルがウッドシェルのように、そしてメタルシェルのようななりをするのは銅が特殊な強化アルミでできている事にある。
その見た目も男たちの都合を刺激するようなブラックでできているからとてもカッコイイ。
この記事ではウルトラキャスト「UCA1450/B」「UCA1465/B」を使った感想や特徴について解説していくぜ。
Contents
ウルトラキャストUCA1450/Bのスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 47800円~ |
メーカー | Pearl |
シェル | 強化アルミシェル |
シリーズ | ウルトラキャスト |
口径 | 14x5 |
音質 | ウッドのように金属のように |
特徴 | マルチな存在。 爆音も全く問題なし。 |
コチラのタイプはウルトラキャストのスタンダードなモデルで、誰でもそしてどんなジャンルにもオススメできるスネア。
サイズは14x5だから、ロックになりすぎないようにもチューニングできる。
ウルトラキャストUCA1465/Bのスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 56480円~ |
メーカー | Pearl |
シェル | 強化アルミシェル |
シリーズ | ウルトラキャスト |
口径 | 14x6.5 |
音質 | より分厚い音に |
特徴 | ロック等爆音系に |
こっちのモデルは深さが6.5になった深胴モデルだ。
深さがあるからより爆音仕様になっている。
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ウルトラキャストの特徴
強化アルミシェル
これがウルトラキャストの一番の特徴だ。
この強化メタルシェルはタイトルにもあるように、金属と木製の良いところ取りしたような素材だからだ。
アルミシェルならではの抜けに加え、強化アルミの効果によってメタルシェルの嫌な「キーン」という音が抑えられている。
3mmのアルミによって音圧も増しているところもポイントが高い。
ローピッチならウォームなサウンド。
ハイピッチなら切れのあるサウンド。
これらを嫌な金属音を出さずにならすことができるのがウルトラキャストの特徴だ。
緩まないスナッピー
爆音系ドラマーあるあるだが、ヘッドを叩き破るかのようにスネアを叩いていると、スナッピーが緩んできてしまう、またはガチャっと外れてしまうという問題が発生する場合がある。
しかしウルトラキャストの場合は安心。
「Glide-Lockストレイナー」によって絶対にスナッピーが緩んだり落ちたりしない。
Glide-Lockストレイナーの見た目は従来のストレイナーとは見た目が全然違っている。
その見た目はまるで目玉の親父のような独特な見た目であり、なんとなく今までのストレイナーとは違う感を醸し出している。
しかしその実、雰囲気だけではなく完全にスナッピーをロックしてくれるので安心してほしい。
相性の良いアレンジ
個人的には、もともと金属の倍音はカットされている仕様だから、パワーストロークやピンストライプ系のミュート効果のあるヘッドはあまりいらないかなと思う。
ただし、よりアタック音を求めるという意味では【REMO CS-114BA(CSコーテッド アンバサダー 14インチ)】なんかはイイと思う。
あまりに薄いヘッドだと、ウルトラキャストの音量を生かすことができないし、CSあたりが丁度ウルトラキャストの良さを一番引き出せる。
個人によって考え方は違うがな。
スナッピーを42本線にし、ジャリジャリ音をもっと加えていくのも全然ありだ。
もともと暖かい系の音色だからこういったスナッピーも相性が良い。(と思う)
ウルトラキャストの口コミ
この方の評価
- (品質)
- (音量)
- (コスパ)
- (オススメ度)
購入の動機
私がドラムを初めてから本格的に買ったのがこのウルトラキャストです。購入の理由ですが「10万円以下」「よく鳴る」「扱いやすさ」を基準にして選びました。
それらを基準にし最終的にウルトラキャストにした理由はまずは単純に値段が割と安価(5〜6万円台)であったこと。
そして削り出しアルミシェルで、メタルとウッドの良いところどりをした様なパワフルかつセンシティブな音に惚れたからです。
どこに出しても恥ずかしくない
上記の特性によりどんなジャンルの曲にも使用でき、オールマイティなスネアだと思いました。
このスネアが一台あれば、スタジオ・ライブ・レコーディングどこに連れて行っても活躍してくれる事間違いなし!
アルミとウッドの特性があるウルトラキャストはどんなジャンルの音楽にも合うスネアになっていると感じます。
それほど高級というスネアではありませんが、その音質や音量を考慮するとどこに出しても恥ずかしくないスネア。
もちろん、自分のメインスネアとして今も使用しています。
自分流の機材アレンジ方法
ロックの様なゴリゴリに尖らせた音色もなりますし、ポップの様な温かい音も鳴らす事が可能です。
私はウルトラキャストに【REMO レモ ドラムヘッド CS-114BA】を貼って、めちゃくちゃ鳴るようにしています。
こうするとウルトラキャスト音量がさらに上がる気がします!
- とにかく鳴らしたい!
- どんなジャンルにも使いたい!
と言う方にはオススメのスネアです。
ウルトラキャストのまとめ
ウルトラキャストはメタルも対応できるって感じのオールラウンドなスネア。
だから爆音系のバンドにも対応できるのがこのウルトラキャスト。
特にUCA1465/Bはそれらのジャンルに最適だ。
筆者の若かりし頃は周囲の多くのバンドマンがこのウルトラキャストを使っていた。
胴もブラックで見た目もとにかくカッコイイ。
これで価格が47800円からてなもんだからとてもコスパが良いよな。
もう少しスネアに丸み持たせたいなら【チャドスミスモデルのスネア/CS1450】がおすすめ。
逆に、金属の個性を前面に出したいなら、【キンキン系のPearl JJ1365N(Joey Jordisonモデル)】をハイピッチチューニングで鳴らすっていうのもアリだ。
チャドモデルやスリップノットモデルはスチールシェルだが、ウルトラキャストと同じアルミシェルであればメーカーはパールじゃなくなっちまうが、【ラディックのアクロライト】もおすすめだ。
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