YAMAHA「DFP9500D」のレビューと感想を紹介する。
YAMAHA「DFP9500D」はチェーンではなくペダルとビーターがアルミつながっている。
チェーン特有の「遊び」がないため、やりにくいという人には全くハマらない。
しかしダイレクトなふみ心地で、バスドラのヘッドまで一直線、超高速フレージングにも対応できる特殊なペダルだ。
Contents
「DFP9500D」のスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 38,100円~ |
概要 | ツインペダル |
メーカー | YAMAHA |
カム | ダイレクトドライブ |
特徴 | チェーンではなくアルミダイカストで直接つながっている |
DFP9500Dを検索
DFP9500DとDFP9500Cの違い
ヤマハのツインペダルには似ている種類がある。
それはDFP9500DとDFP9500Cだ。
見ての通り、末尾のアルファベットが「C」「D」になっていることが違いだ。
これはチェーンの部分に違いがある。
- Dの場合はDirect(ダイレクト)のD
- Cの場合はChain(チェーン)のC
つまり末尾がDの場合はダイレクトドライブ。
Cになっているのはチェーンドライブって意味なんだ。
9500の部分は同じだから、その他に違いはない。
ちなみにダイレクトドライブとチェーンドライブのメリットはその動きの伝導率にある。
ポイント!
しかし。その予備動作の少なさからチェーンドライブのほうがイイって人もいる。
詳しくは以下の記事で解説しているから、併せて読んでみてほしい。
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DFP9500Dのメリットや特徴
ダイレクトドライブ
これは先ほど少し説明したが、ダイレクトドライブでつながれているため、バスドラを踏んだ際の速度やエネルギーがロスなくつながることで高速フレージングに対応することができる。
たとえば車の免許を持っている場合運転したことはあると思う。
参考
ジャブはノーモーションからすっと動くから動きは速い。これがチェーンドライブ。
ストレートは少しの予備動作で反動をつけて勢いがつくから力強いパンチはできるものの連打は苦手。これがチェーンドライブ。
したがってチェーンドライブ特有の踏んだ瞬間の「グッ」という感触はなく、人によっては「すぐ動きすぎる」という感想もある。
しかしダイレクトドライブに慣れてしまえばこっちのものだ。
シンプルな設計
ヤマハのDFP9500Dはその他のメーカーよりもゴチャゴチャ設定する仕様になっていない。
よってヤマハが初めにちょうど良い具合に設定してくれた調整で踏み続けることになる。
これはメリットデメリットでもある。
ポイント!
ゴチャゴチャ設定する必要はないから、「調整迷子」にならなくて済む。
一方で超絶ペダル知識マンに関しては、こだわりの調整ができないという事になり、ここはがっかりポイントでもある。
初心者には特におすすめのペダルであるといえる。
DFP9500Dに慣れてからDWやデーモンドライブに挑戦するのも良いかと思う。
ハイハット操作との切り替えがしやすい
正直これはありがたい。
これはどういうことかというと、ツインペダルの一番下にあるプレート(ベースプレート)が幅広くなっていないという事だ。
これによって左足のハットとバスペダルの切り替えがしやすいという事になる。
通常、ペースプレートは安定性を重視するためにフットボードよりもやや広めに作られている。
そのためハイハットペダルの横に置くとどうしても少し隙間ができてしまう。
このわずかな隙間によってハットとの切り替えがやや遅れてしまう。
ポイント!
これは素早い操作性を実現するとともに、見た目も非常に良くなる。
DFP9500Dの口コミ
「DFP9500D」はその特性から一長一短
この方の評価
- (音量)
- (品質)
- (拡張性)
- (耐久性)
- (コスパ)
- (総合評価)
チェーン感覚で使うのは少し難しい
DFP9500Dは他メーカーのツインペダルに比べて安価だったため購入しました。
DFP9500Dは高速でバスドラを連打するような楽曲でなければオールマイティに使用できる商品だと思います。
ただ、チェーンのものに比べて反動が極端に少なく、足の動きや踏み込みの強さがダイレクトに音に出るため、慣れるまでは音量のばらつきなどに悩みました。
私自身のバンドでは特に不自由なく使用でき、踏み込みのシビアさも含めて楽しんでいたのですが、他のバンドのサポートなどでは対応できない楽曲も出てきてしまい、DFP9500Dはメイン機ではなくなってしまいました。
普段ダブルチェーンの商品を使っている方が使うと、その反動の少なさからダブルで踏むのが中々難しい製品ではあると思います。
ダイレクトな踏み心地のDFP9500Dはバスドラの表情をつけやすい
DFP9500Dはチェーン特有の反動を利用したスライド奏法や、高速連打には向きません。
逆にそれ以外だったらどんなジャンルにもマッチすると思います。
例えば1本のライブで編成が変わったり、ロックからアコースティックまで様々な楽曲を演奏しなければならない場面でも、慣れると他の商品よりもバスドラムの音に表情を付けやすく、楽曲に寄り添った演奏が感覚的に行えます。
DFP9500Dはバチバチと主張したバスドラではなく、楽曲の中で目立たないながらも確かな存在感のあるバスドラの音が好みであれば一度試してみていただきたいです。
自分流の機材アレンジ方法としては、アタック感がほしかったのでビーターを木製のものに変更して使用したこともありましたが、DFP9500Dは純正のビーターの方が思っている音を直感的に出せる印象でした。
安定したビートを生み出すDFP9500D
この方の評価
- (品質)
- (拡張性)
- (音量)
- (耐久性)
- (コスパ)
- (オススメ度)
このダイレクトな踏み心地が自分に一番合ったためDFP9500Dを購入
自分のプレイスタイルにあったフットペダルが欲しいと思い各社試奏した結果、1番しっくりきたため。
とにかくどのペダルよりも安定感があり、ぶれることなく正確に踏めるところが強み。
このアイテムにおすすめのジャンル
自分はジャズ、ロック、ポップスと、異なるジャンルの音楽を演奏する機会が多いため、ジャンルによってフットの強弱や踏み方を変える必要があります。
様々な踏み方にも応えてくれるこのペダルは、いろんなシチュエーションでとてもつかいやすいです。
DFP9500Dは実は安定感のあるペダルで、ハードロックからジャズドラマーまで様々なジャンルのプロが使う人気のペダル。
神保彰氏や則竹裕之氏のようなプレイがしたい方、手で細かい音を叩きつつ、安定したビートを生み出すにはこういった王道のペダルが良いと思います。
左右の踏み心地の違いもほとんどなく、16分でドコドコ踏みたい場合や手足のコンビネーションでテクニカルなプレイをしたい方にも合うペダルです。
細かな調節は要らず安定して踏みやすい
自分は購入した時からスプリングを少し締めた程度でほとんど変えていません。
2wayビーターですがフェルト側でずっと使っています。
ほとんど変えずそのまままず踏んでみてください、細かく変えられますが変な調節いらずに踏んでも踏みやすいペダルです。
初めて購入される方にこそおすすめしたいペダルです。
もし予算に余裕があれば是非使ってみてください。
DFP9500Dは丸い商品といえる
ペダルとビーターがアルミでつながっているため踏み心地はダイレクト。
ココは好き嫌いがハッキリ分かれる部分だ。
チェーンのように遊びがない分、ダイレクトにバスドラを踏むことができる。
しかしチェーンの遊びも演奏の一部と思っている人には絶対に向かない。
チェーンドライブは誰でもある程度の満足感は得られるが、ダイレクトドライブに関しては好き嫌いがはっきり分かれる。
実際に店舗で試走してみないとその感覚はわからない。
口コミだけで買うのは危険だから、一旦店舗に電話して取り扱いのある店で試奏させてもらおう。
そこで店舗の値段と通販の値段を比較して、安い方で購入すれば良いと思う。
しかし、様々なダイレクトドライブがあるが、特にこのDFP9500Dに関してはシンプルで一番とっつきやすいダイレクトドライブツインといえるだろう。
DFP9500Dを検索
ダイレクトドライブならほかにもある
今回はヤマハのDFP9500Dを紹介した。
実はペダルにダイレクトドライブが採用されているのは今や珍しくない。
その中でも有名なのはDWとpearlのダイレクトドライブペダルだ。
pearlのダイレクトドライブは、デーモンドライブがおすすめ。
詳しくは【P-3002Dの口コミとレビュー!ツインペダル入門者から上級者まで使ってほしい!】という記事で解説している。
DWのほうは技術に技術を重ね最高峰のダイレクトドライブツインペダルを完成させている。
【DW/MDD2の評価と特徴!軽い踏み心地で最高のダイレクトドライブを求めるなら】という記事で解説しているからチェックしてみてくれ。