バスドラム練習パッドのおすすめは？自宅でバスドラのトレーニングパッドを使用するならコレ

自宅でスネアのスティックコントロールの練習は簡単にできる。
スネアの練習パッドに関しては多くのメーカが販売しているため、スネア練習パッドとしての知名度は抜群にあるからだ。

一方でバスドラムのトレーニングに関してはあまりメジャーではないため、多くの人がトレーニングに困っている現状だ。

そこで本記事ではおすすめのバスドラムの練習パッドについて解説。

自宅でバスドラのフットワークを鍛えるにあたって、使用感の良い練習パッドを紹介していく。

デメリットもあるから注意が必要だ。

バスドラム練習パッドのデメリット

消音可能だが振動は出る

バスドラの練習パッドと言えど、油断は禁物。

音自体は出なくすることができるが、振動はどうしても発生する。

アパートでは普通に歩いているだけでも、足音の苦情が来るくらいだから、力を込めて踏む必要があるバスドラの練習パッドはそれ以上に響くだろう。
したがって、室内で使用するには1軒屋ないしは、騒音問題をクリアしている場合にしか使用できない。

跳ね返りが強い

多くのバスドラム練習パッドのデメリットは、跳ね返りが強すぎて、一度踏むと「ドゥルルルル」と細かに跳ね返って、練習にならないことが多い。

これに関してはペダルのビーターを【スポンジビーター】に変更することで解決できる。

だから安心してバスドラムの練習パッドを購入してほしい。

おすすめのバスドラム練習パッド

PEARL ( パール ) / BD-10

一番人気のバスドラ練習パッドはPEARLのBD-10だ。

一番人気の理由は消音効果が高く、それでいてバスドラの打感を失わないウレタン素材を使っていることだろう。

しかしそれでも反発力は強く、踏んだ時にビーターが細かく振動してしまう。
オープン奏法であれば問題ないのだが…。

しかしこの反発の問題は下記でも解説しているスポンジビーターをペダルに装着することで解決する。

スポンジビーターと一番相性が良いのがある程度の反発力があるこのBD-10といえる。

そのような組み合わせもあり、現段階では一番人気のバスドラ練習パッドである。

 

DW ( ディーダブリュー ) / CPPADBDSS

次に人気があるのはDWのCPPADBDSS。

打面がやや硬く、ビーターが跳ね返ってしまう。しかしスポンジビーターに変えることでそれは解消だ。

折畳が可能でどこにでも持ち運べる。

最大の特徴はパッドがL字ロッドに装着されていること。
パッドを取り外して、LPのジャムブロックやタンバリンなどL字ロッドに取り付けられるものなら設置可能。

だからCPPADBDSSは練習だけではなく、自分のドラムセットにセッティングすることも可能だ。

 

YAMAHA ( ヤマハ ) / TS01B

ゴムパッドでできているため、PEARLのBD-10や、DWのCPPADBDSSよりも跳ね返りが強くない。
逆にリバウンドが足りないかもしれないと言う人もいるかもしれない。

やや打面が前に出ているから、奥まで踏み込めないというデメリットがある。

ラバー製のため耐久性はやや低い。

 

GIBRALTAR ( ジブラルタル ) / GBDP

GIBRALTARは日本ではあまり人気がないメーカーだが、海外では絶大な人気があるメーカーだ。

amazonのGIBRALTAR ( ジブラルタル ) / GBDPは、日本で人気のバスドラの練習パッド「PEARLのBD-10」よりも多くの高評価レビューを獲得している。
レビューに関してはすべて外国人だ。

パッドの感触はヤマハの打感に近い。

 

ドラム本体をミュートする方法

バスドラムの練習はバスドラ専用パッドを使用する方法以外にも、本物のドラムのヘッドを変えて消音する方法もある。

VIC FIRTH ( ヴィクファース ) / MUTEPP3

VIC FIRTH ( ヴィクファース )はドラムスティックのメーカーとして有名だ。
【関連：VIC FIRTH (ヴィクファース)スティックの種類を比較！自分に合ったものを選ぼう】

しかし、ヴィクファースはドラムのラバーパッドも販売している。
ラバーパッドをバスドラムに装着するだけで、ドンドンという音をゴムの音に変換して消音することが可能だ。

バスドラにベルクロ（マジックテープ）で装着できるタイプだ。

 

PLAYTECH(旧ZENN） ( プレイテックゼン ) / DSPSET

こちらもラバーパッド。

プレイテックはサウンドハウス独自のブランドだからとにかく安く購入できる。

ヴィクファースの様に有名ブランドだと少し高くなってしまうが、プレイテックだと安く購入できる。
しかし、バスドラにゴムで取り付けるだけなので耐久性に欠ける。

バスドラム練習パッドと合わせて必要なアイテム

ドラムマット（ノイズイーター）

バスドラを踏みこんだ時にはどうしても足音のようなものが鳴る。

これは練習パッドでも、電子ドラムでも同じこと。

そんな時に役に立つのがドラムマット（ノイズイーター）だ。

一番のおすすめは電子ドラムの人気メーカーのROLAND製の防振マット【NE-10 ドラム用防振材】だ。

さすが屋内で叩くドラム専用に作られたものであり、その振動対策は申し分ない。

バスドラム練習パッド以外にももちろん電子ドラム等さまざまなところに使えて便利である。

 

スポンジビーター

バスドラムの練習パッドの反発が強すぎて練習ができないという方、安心してほしい。

スポンジビーターをペダルに装着すれば、そのバスドラトレーニングパッドの反発はなくなり、本当に練習しやすくなる。

今までの跳ね返りが嘘みたいになくなる。

詳しくは【TAMA/｢BSQ10S｣｢BSQ5S｣ソフトサウンドビーターの感想とレビュー！どっちを買えばいい？】で解説している。

 

バスドラム練習パッドのまとめ

いくらバスドラムの練習パッドと言えど、振動は出るので注意が必要だ。

それに加え、強い跳ね返りがあることは十分に承知してから購入してほしい。

そのデメリットを解消するには、スポンジビーターとドラムマットが必要だから、近所迷惑になりそうな場合は同時に購入を検討すると良い。

一番のバスドラムの練習パッドはpearlのBD-10。
これに加え、スポンジビーターとローランドのNE-10 ドラム用防振材を合わせればまず近所迷惑にはならないだろう。
※集合住宅を除く

これを機に、スネア以外にもバスドラの練習を自宅で初めてみてはどうだろうか。
エアーバスドラムよりもよっぽど練習がはかどるから。