今日は一風変わったドラムスティックを紹介する。
このドラムスティックは、メーカーすら聞いたことがないってやつが多そうだな。
そのドラムスティックのメーカーはTECHRA(テクラ)っていうイタリアのドラムメーカーだ。
そしてこのスティックの大きな特徴は材質がカーボンファイバーと言うところにある。
そしてラインナップも豊富で自分に適した太さや重さ、長さを選ぶことが可能だ。
そして今日はこのテクラのカーボンファイバーのスティックの耐久性や使い心地について紹介していく。
Contents
TECHRA(テクラ)のカーボンファイバースティックのスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 2000円~ (ばらつきあり) |
メーカー | TECHRA (テクラ) |
サイズ | 複数あり |
材質 | カーボンファイバー |
チップ | ティアドロップ 丸型など |
カーボンファイバーって何?
カーボンファイバーって何?と思うかもしれないが、ザックリ言うと以下のような材質だ。
カーボンファイバーとは、石油やアクリル系の長繊維を炭化(黒鉛化)して作られます。
カーボンファイバーはカーボンのもつ、耐熱性、通電性、薬品反応耐性、低熱膨張率、自己潤滑性などに優れています。他にも機械的強度(高比強度、高比弾性率)という特徴を持っております。
まあ、よくわかんねぇ…ってやつもいるだろうな。
このカーボンファイバーがドラムのスティックの材質に使用されているメリットは簡単に言えば木よりも耐久性があり、しなやかさも兼ね備えているという万能素材ってことだ。
「しなり」も失われていないことで、繊細なレスポンスを大事にしているドラマーにとってはまさにうってつけの材質なんだ。
ただし、ウッドスティックよりも値段は2倍以上になってしまう。
しかし、耐久性を考慮すると何倍もコスパがいいことがわかる。
ちなみに筆者のメインスティックはさらにコスパのイイ「AHEAD」のスティックを使っている。
これは金属でできたスティックでヒットする部分は硬質ポリウレタンでできている。
硬質ポリウレタンの部分が削れたら、その部分だけ取り外して交換できるという優れもの。
交換部分も数百円でお得。金属が折れない限りメッチャコスパの高いスティックだ。
しかし、AHEADは金属でできているスティックのため、カーボンファイバーのような「しなり」はまるでない。
TECHRA(テクラ)のカーボンファイバースティックは繊細なタッチを忘れずに、コスパもいいウッドスティックと金属スティックのちょうど中間に位置するスティックなんだ。
耐久性抜群で叩きやすい
この方の評価
- (品質)
- (音量)
- (耐久性)
- (コスパ)
- (オススメ度)
期待通りの耐久性
耐久性の高いスティックを求めて楽器店へ赴いた際に、カーボンファイバー製のスティックを発見し、珍しいと思い興味本位で購入しました。
耐久性は木製のものよりもそこそこ高く、期待していた通りの商品でした。
NIRVANAのようなの激しめのロックを十数時間練習しても全く折れません。ウッドスティックなら絶対に折れています。
叩いたときの音質や使用感
このスティックの良いところとしては、リムショットの音抜けが多少良くなることと、ドラムを叩いた時の手への反動・振動が木製のものに比べやや軽減されるところが挙げられます。
デメリットとしては、店頭で買うと4000円以上してしまうところが挙げられます。
このスティックは音量よりもキレのある音を出したい人にとっては良いかもしれません。
ロックよりもややジャズやポップスよりのドラマーのほうがうまく使いこなせると思います。
木くずが出ないのもポイント
余談ですが、木くずに悩んでいる人(そんな人がいるのかはわかりませんが)にもおすすめです。カーボンくずのようなものは出ますが、木くずより圧倒的に量が少ないですし、服についても目立たないし取りやすいです。
TECHRA(テクラ)のカーボンファイバースティックのまとめ
このスティックはウッドスティックとメタルスティックのちょうど中間に位置するいいとこ取りのスティックなんだ。
それがテクラのカーボンファイバースティック。
木よりも数倍優れた耐久性を兼ね備えながら、木のようなシナリを兼ね備えていると言う特徴がある。
繊細なタッチやニュアンスを重要視するドラマーにオススメできるスティックだ。
メタルスティックだと耐久性は抜群に良いが、スティックのしなりは全く感じられない。バコバコ力任せに大音量を稼ぐようなドラミングにメタルスティック(AHEAD)は向いている。
しかしながらポップやジャズなど細かな表現をつけるドラミングであればこのカーボンファイバースティックがおすすめ。
ハイブリッドなこのカーボンファイバースティックは今後のトレンドになること間違いなし。