自宅でドラムが叩きたい。でもうちマンションやアパートだし…。という方も多い。
そんな集合住宅でドラムを叩くことはできるのだろうか?
Contents
マンション・アパートで起きる電子ドラムの2つの問題
1.騒音・苦情
電子ドラムをやるやらないは別にして、マンションやアパートで多く発生している問題は騒音の苦情問題だ。
普通に生活をしているときでさえ足音等の騒音の苦情は来るものだ。
そこで電子ドラムをやろうものなら、管理会社への苦情は待ったなしだ。
足音や料理の音ですら苦情が来るのに、意図的にモノを叩いて音を出す電子ドラムは確実に苦情が来てしまうだろう。
2.収納
マンションやアパートの収納スペースは限られている。
部屋にドカッと電子ドラムを置いてしまうと、かなり能ペースを消費してします。
しかしこの問題は折り畳み式の電子ドラムを購入することで解決するから安心してくれ。
自分の家で電子ドラムが叩けるかを判断する簡単な方法
ただでさえ苦情のきやすい集合住宅。電子ドラムを購入する前に何とか「この建物は騒音が漏れやすいのか」という事を知るすべはないのか。
ポイント!
たとえば、横の部屋からテレビの音が漏れてくるなら、電子ドラムでパッドと叩いたときの音は確実につながる。
それに加えて振動もあるからなおさら騒音問題につながりやすい。
また、上の階の足音が聞こえるなら、電子ドラムのバスドラムを踏んだ時の音は下の階の住人にも伝わるという事だ。
買ってからいきなり苦情が来てしまっては、お金がもったいない。
さらには近所付き合いの観点でも悪くなるから、あらかじめ注意しておきたい部分だ。
また、裁判沙汰になってしまってからでは遅い。
マンションでの電子ドラムはハードルがかなり高い
上記でも言ったように、マンションで電子ドラムを叩くのはかなりハードルが高い。
多くのサイトではマンションやアパートで電子ドラムは叩けると豪語しているが、それは本当のところは分からない。
実際は下の階の住人が我慢しているだけかもしれない。
今は我慢できる範囲なだが、それはすでに空気がいっぱいに入った風船のようにあと一歩で破裂する寸前なのかもしれない。
ポイント!
マンションで電子ドラムを叩く手順
流れをザックリと把握
- メッシュパッドの電子ドラムにする
- フロアマット敷く
- 電子ドラム専用の防振マットを敷く
- 脚の下に防振材を置く
この手順で電子ドラムの防音防振は可能。
あくまでできる限りの「対策」が完璧にできているだけで、それが完璧に防音防振になっているわけではない。
したがって、これでもまだマンションの住民から苦情は来るかもしれないし、来ないかもしれない。
ただし、できる限りのことは以下の対策となっている。
1.メッシュパッドの電子ドラムにする
電子ドラムの打面は
- ゴムパッド
- メッシュパッド
この2種類があるが、まだ電子ドラムを購入していないなら、必ず打面がメッシュタイプのものを選ぶようにしよう。
ゴムパッドの場合は叩くとパタパタポコポコと音や振動が多く出てしまう。
しかしメッシュタイプの打面は振動を吸収してくれる。
吸収してもしっかりと信号に変えて音を出すことができる
打面がメッシュパッドになるだけでかなりの消音効果を見込むことができる。
2.フロアマット敷く
電子ドラムを置く場合、そこがフローリングである場合は、振動対策をしても十分な効果を発揮することができない。
十分な振動対策をとるなら、電子ドラムをフローリングに直置きするのではなく、まずはフロアマットを敷こう。
理想としては、まずは100均で売っているつなぎ合わせて設置するタイプのマット(ジョイントマット)を敷く。
フローリングの上に電子ドラムを置くよりは、よっぽどいいというのはお分かりいただけるだろう。ジョイントマットでいいからまずは土台を作るんだ。
その後、100均マットの上に電子ドラムが滑らないようにドラム専用マットを敷く必要がある。
このドラムマットを敷かなければ、電子ドラムを叩いているときにバスドラが前に進んでしまったりハイハットが離れていってしまうからだ。
100のマットで土台を作り、その上にドラムマットを敷く手順だ。
ドラムマットはマイネルのマットがオシャレで人気。
これがあればドラムが前に進まないから叩きやすい。
マイネルのマットを検索
3.電子ドラム専用の防振マットを敷く
さて、ここまではドラムを置くための台を作ったに過ぎない。
ここからは本格的な防音・防振対策をしていかなければならない。
電子ドラムの防音マットはローランドから電子ドラム専用の防音・防振マットが販売されている。
その名も「ノイズイーター」だ。
球型の防振ゴムが踏み込んだ時の騒音や振動を75%カットしてくれる。
その下には100均マットもあるからさらに防音効果アップだ。
ノイズイーターを検索
4.脚の下に防振材を置く
ノイズイーターは電子ドラムの脚部分にも敷く必要がある。
たとえばハットの脚部分に置き型の防振材を敷くことで、さらに振動対策をすることが可能だ。
防振材を検索
マンションにおすすめの電子ドラム
マンションにおすすめの電子ドラムに関する記事は以下の記事でまとめている。
ローランド製の電子ドラムなら性能は抜群、もちろんメッシュパッドだから消音性もバッチリ。
ただし価格は高くなるがその分一流メーカーの電子ドラムならではの叩き心地を体感することができる。
ローランド電子ドラムの記事
激安の電子ドラムを購入するならサウンドハウスのプライベートブランドである「プレイテック」がおすすめだ。
叩き心地こそローランドに劣るものの、激安価格で電子ドラムを購入することができる。しかしプレイテックの電子ドラムの場合、打面がメッシュタイプのものは最上位モデル(約60000円)しかない。
プレイテック電子ドラムの記事
集合住宅だけとは言わず一軒家でも電子ドラムの騒音振動対策は必要
上記ではマンションでドラムを叩くときの最低限のマナーとして、できる限りの防音防振対策を解説した。
しかし、このような騒音対策は、マンションやアパートだけでなく、もちろん一軒家でもやっておくに越したことはない。
家によっては隣人との距離が近い一軒家もあるだろう。
電子ドラムだから大丈夫とたかをくくっていても、実はお隣さんにはその振動が伝わっているかもしれない。
また自分の部屋が二階の場合。
下にいる家族は確実に電子ドラムの騒音に悩まされている。
したがって一軒家と言えど、防振防音対策は怠るべきではないといえる。
電子ドラムの打音はメッシュタイプで解決するが、フットペダルを踏んだ時の振動は対策できない。
振動の対策はさっき説明したノイズイーターがおすすめだ。
ノイズイーターの詳細
騒音・防振しても薄い作りの壁では難しい
はじめの方にも言ったように、もともとの壁の作りが薄い生活音丸聞こえの集合住宅での電子ドラムは難しい。
都市伝説にも出てくるレベルのレ〇パレスでは正直キビしい。
集合住宅での電子ドラムはダメでもともとというところから始めなければならない。
ある程度ファミリー向けのマンションなら可能性あり
逆にある程度作りがしっかりしているマンションであれば可能性がある。
夜、上の住人や横の住人が勢ぞろいしているときに、自分の部屋を無音にして、どの程度生活音が漏れてくるチェックしてみよう。
それで生活音が全くもれなければ電子ドラムを叩ける可能性はある。
それに加え、自分が一番下の階であれば、下の住人がいないためより騒音のリスクは低くなる。
電子ドラムはやっぱりうるさいかな?と思うなら
スネアトレーニングパッド
やはり電子ドラムを叩いていると、いつもより力が入ってしまい、騒音のリスクが大きくなる。
だからやめておこうと思う人もいるだろう。
しかしまだ方法はある。
それはスネアのトレーニングパッドを購入することだ。
メッシュタイプのスネアトレーニングパッドなら消音性もある。
これがあれば、スティックコントロールの練習はマンションやアパートでも可能だ。
おすすめのメッシュスネアトレーニングパッドはTPX-6N。
以下の記事で詳しくレビューしている。
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バスドラトレーニングパッド
スネアの練習パッドだけでは物足りない。と言う人はバスドラの練習パッドもあわせて購入してみてはどうだろうか。
しかし、これはバスペダルを使って踏むため、結局騒音が出てしまう。
ハンドルがない助手席での練習、または後部座席での練習がおすすめだ。
しかし車の広さも考慮して購入しよう。
バスドラトレーニングパッドについては以下の記事で詳しくまとめている。
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電子ドラムをマンションやアパートで叩く方法まとめ
集合住宅でドラムを叩く大前提として、マンションの作りがしっかりして普段の生活音が漏れないということが大前提である。
それに加え上記で紹介した防音対策、振動対策をしていかなければならない。
ハッキリ言ってドラムは騒音だ。
そのリスクを考えて練習するべきである。
他人を犠牲にしてまで練習するものではない。
そのリスクがあるのなら、音楽の練習スタジオに通うしかないだろう。