このシンバルはデイヴウェックルが開発に参加、さらには自身が使用しているクラッシュシンバルだ。
Designed with Dave Weckl, HHX Evolution is undoubtedly one of the industry’s most iconic and successful cymbal lines.
和訳:Have X Evolutionは、Dave Wecklとともに設計され、間違いなく業界で最も象徴的で成功したシンバルラインの1つです。
出典:セイビアン公式サイト
ちなみにデイヴウェックルはセイビアンのHHシリーズとHHXをセッティングに取り入れている。
今回はHHX EVOLUTION CRASHの特徴や感想、口コミを紹介していく。
Contents
HHX EVOLUTION CRASHのスペック
※表がはみ出る場合は横にスクロール可能
価格 | 30200円~ |
メーカー | セイビアン |
分類 | クラッシュ |
ウェイト | Thin |
シリーズ | HHX |
サイズ | 16/17/18 |
仕上げ | ブリリアント/レギュラー |
音質 | HHとは異なるモダンテイスト |
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HHX EVOLUTION CRASHの特徴
仕上げは二つ
HHX EVOLUTION CRASHには仕上げが2種類あって、ブリリアントフィニッシュとレギュラーフィニッシュがある。
巷ではブリリアントフィニッシュのほうが削って光沢を出しているため、わずかに割れやすいとか音がマイルドとか言われているが、正直分からん。
アンサンブルの中に埋もれて聞き分けられるなら、たぶんドラムとは違う職業についたほうがイイ。
ってことで俺は光沢のあるブリリアントフィニッシュを選ぶ。
ライブ映えするかからな。
表情豊か
セイビアンのシンバルラインには大きく分けて10種類あるが、その中でも似たラインであるHHがある。その派生としてHHXが存在している。
HHXとHHシリーズの音の特徴を比較してみると、HHシリーズはよりヴィンテージでドライな音質、HHXに関してはよりモダンで現代的な音質を兼ね備えているのが特徴だ。
その中でこの EVOLUTION CRASH というクラッシュシンバルが存在している。
よりまとまり性のあるセイビアンの音を奏でたいのであればHHXシリーズで統一するのがよいだろう。
HHXシリーズの中でもこの「EVOLUTION」というラインでそろえればなおまとまり感が出る。
もちろん、 EVOLUTION にこだわらず「HHX Legacyシリーズ」を混ぜていくことでより演奏の幅が広がることには間違いない。
もう少し視点を大きく広げて、HHXシリーズだけではなく、似たラインであるヴィンテージ感のあるHHシリーズを混ぜていくと、さらにドラムの表情をつけることができるだろう。
ただし爆音というわけではないので注意しよう。
ウェイトは「THIN」だ。
柔らかいタッチでも拾う
Buttery soft, they respond to the slightest touch, making them extremely easy to play, even at the lowest volumes.
和訳「わずかなタッチに反応するため、最小音量でも非常に簡単に演奏できます。」
出典:セイビアン公式サイト
公式サイトにこのように明記してあるまさにその通りで、この HHX EVOLUTION CRASH BRILLIANT FINISH は、わずかな力でも素早く素直なレスポンスを返してくれるので、とても繊細なドラミングを表現をもする事ができる。
ジャンル的にはジャズやフュージョンなどにとてもマッチしている。
HHX EVOLUTION CRASHの口コミ
この方の評価
- (品質)
- (音量)
- (耐久性)
- (コスパ)
- (オススメ度)
購入動機
クリアで美しい伸びのあるサウンドのシンバルを探して、このシンバルを試奏して理想的と思い購入致しました。
澄んだ美しいサウンドでありますが、音が細いわけではありません。
どんなシチュエーションで周りの音に埋もれる事なく存在感を発揮してシンバルとしての役割を発揮してくれます。
このシンバルは、伝説的スーパードラマー、デイヴウェックルのシグニチャーモデルであります。Jazzの様な多彩な表現が求められる音楽には特にオススメなシンバルだと思います。筆者も実際にデイヴ氏のライブを目にし、その美しいサウンドに魅了されました。
このモデルはクラッシュシンバル。
ライドシンバル、ハイハットシンバル、またシンバルに小さな穴が沢山空いたエフェクトシンバルも発売されています。
美しさが際立つ個性的なシンバルなので、違うタイプのシンバルと混ぜて使うよりも、全部このシンバル(HHXシリーズ)で統一した方が演奏は楽だと思います。
HHX EVOLUTION CRASHのまとめ
どちらかというと HHXシリーズは、強烈なアクセントというよりは、表情豊かなシリーズだから、ジャズやフュージョンポップスなどに向いていると言える。
薄いシンバルであるため大きな音は出ないが、THINならではの素早いレスポンスがある。
ジャンルはロックやメタルの場合は、もうウェイトがミディアムヘビー以上のシンバルの方がオススメである。
表情豊かな「HHX EVOLUTION CRASH」ならではのまとまりを見せることができる。
HHX EVOLUTION CRASHはその名の通りブリリアントフィニッシュだが、その表情とは裏腹に、繊細な表現をより細かなニュアンスで伝えることができるクラッシュシンバルと言える。
HHX EVOLUTIONシリーズには、穴の開いたクラッシュシンバル「O-ZONE」シリーズなど、ラインナップも豊富だ。
ダークでモダンな音質の HHX シリーズの「O-ZONE」だけではなく、よりキラキラ感がある AAX シリーズの【AAXのO-ZONEクラッシュ】もある。
シリーズによってその特性が違うから1度チェックしてみてくれ。もちろん HHXのデイヴウェックル師匠もO-ZONEクラッシュを使用している。
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